漫画「メイドインアビス」のリコさん隊は、奈落の底に黄金郷はあると噂の深界六層「還らずの都」にて、まるで生き物の死骸のような成れ果て村「イルぶる」に到着しました。
なぜか力場が存在せず、上昇負荷のかからない成れ果て村「イルぶる」には、アビスの祝福を受けているかのように人間性を残した成れ果てが住んでいます。
価値や精算など独自のルールが存在している成れ果て村「イルぶる」の正体とは、いったい何なのでしょうか?
本記事では、漫画「メイドインアビス」の成れ果て村「イルぶる」とは何なのか謎に迫り、正体や価値と精算について徹底解説しています。
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成れ果てとは?深界六層の呪いを解説
そもそも漫画「メイドインアビス」の成れ果てとは、深界六層の呪いから生き残ったものです。
身体が崩れて毛や爪などが獣のように変化し、文字通りヒトから落ちぶれた姿になります。
ナナチ、ミーティ、ボンボルド、ファプタ、ワズキャン、べラフ、ブエロエルコ、ジュロイモー、マジカジャ、マアア、ムーギィ、メポポホン、エンベリーツ、シュレカカ、パッコヤン
多少の違いはあるものの成れ果ては皆、身体が「欲」の形に変化する仕組みです。
しかし成れ果てに変異すると人格も知性も消え失せ、どうやっても元には戻れません。
とはいえ例外的に人間性を残したままの成れ果ても存在しており、ナナチや成れ果て村の住人(一部)が該当します。
成れ果て村「イルぶる」とは?
深界六層に存在する「イルぶる」とは、成れ果てが住む村です。
力場がないため上昇負荷を恐れず生活できる空間があり、住民は命を差し出す代わりとして、欲に応じた身体と守りを得ています。
ただし村へ命を差し出し成れ果てた者は、村に縛られて外へ出られません。
イルぶる語を解説
村で用いられている独自の言語は、動きや名前が幾つもくっついて成り立っています。
一部、作中で紹介されていたイルぶる語をまとめてみました。
言葉 | 意味 |
---|---|
イルぶる、イルブル | 村(5割) 揺かご(4割) 母(1割) |
ジャコぷぷ | たのむ(4割) 特別(3割) 刺激(3割) |
コンぼす | 了解 |
ミミウ | ちょっと失礼 |
リェゾーチ | ごめんなさい |
イェンメェ | ありがとう(8割) |
インデブ、インデぶぅ | 嘘のようだけど本当(6割) 感動(4割) |
サンサイカ | 行きたい |
コブチャッキュウ ジンシーツファッフ | 君はロボとふわふわを知っているか? |
ラホッチュソスジンシーツファッフ | ロボおよびふわふわを求めています |
ファモ | またね |
マエン | 甘めの肯定 |
ンガム | 甘めの否定 |
ケフケフェリ? | どのくらいの価値? |
シュカエイギイツゴッシュソス | 私を買うと破産します |
ラホッス | してほしい お願い |
住民の中にはリコたちと同じように共用語を話せる成れ果てもいますが、基本的には独自の言語でコミュニケーションをとっています。
イルぶるで生活する全ての成れ果てに知性があるのではなく、言葉が話せない成れ果ても多いです。
イルぶるの村長!三賢とは?
三賢とは、イルぶるの創設に携わり、村長の立場にいる成れ果てです。
- ワズキャン
- べラフ
- ヴエロエルコ(ヴエコ):かつての三賢
- ジュロイモー:ヴエコの代わり
村の設立に反対したヴエロエルコ(ヴエコ)は、目の奥(ドグープ)に幽閉され、代わりにジュロイモーが三賢となりました。
イルぶるがヴエコの特別な信号から作り出したジュロイモーは、村に危険が及ぶと抹殺に出てくる守護者の役割を果たしています。
三賢の関係性からみて、成れ果て村「イルぶる」の設立には、一悶着なった様子がヒシヒシと伝わってきます。
どのようにして成れ果て村が誕生したのか、イルぶるの正体について詳しく解説していきましょう。
成れ果て村の正体はイルミューイ
結論から伝えると、成れ果て村「イルぶる」の正体は、かつて人間の少女だったイルミューイです。
イルミューイは住んでいた集落から大穴に追放され、黄金郷を目指すガンジャ隊の案内役として、ショウロウ層にたどり着きました。
しかしガンジャ隊や自身を襲った原生生物「水もどき」の寄生症状をなんとかするため、遺物「欲望の揺籃」を使用します。
欲望の揺籃を使用したイルミューイは奇妙な赤子を出産するようになり、徐々に肥大化をはじめて、最終的に意志だけを残して言葉を失いました。
精算の時に出現する黒い触手のようなものは、産まれることができなかったイルミューイの子供たちです。
成れ果てとなったイルミューイは、ガンジャ隊が目指したどんな黄金よりも価値のある故郷となりました。
イルミューイの願いについても詳しく考察していますので、あせてご覧いただけますと幸いです。
成れ果て村の価値と精算を解説
成れ果て村「イルぶる」の住民は、「価値」の取引によって生活しており、奪ったり傷つけた者は「精算」されます。
価値は個々で異なっており、自分の身体に管を通すことや、他者を切り裂くことなど、様々です。
とく生きた人間の身体は、とんでもなく高い価値があると評されています。
価値を奪うのは一番重い罪と考えられており、自分の手に余るものを傷つけると村による精算がはじまります。
精算を実行するのは、黒い触手のようなもので、価値が釣り合うまで終わりません。
足りない分は文字通り、身を割いて補われます。
村は魂の信号をみることで住民の欲を理解し、価値の判断と見合った精算を実行しています。
成れ果て村の正体が人間の少女イルミューイであることを考えれば、村に意志がある理由も納得です。
成れ果て村に上昇負荷がない理由を考察
成れ果て村に上昇負荷がない理由は、力場がないからです。
なぜ成れ果て村に力場がないのか、理由は作中で明記されていません。
そこで本記事は、成れ果て村に力場がない理由について、独自に2つの可能性を考えてみました。
- イルミューイの体内
- アビスの祝福
1つ目の可能性として、成れ果て村「イルぶる」はイルミューイの体内だから力場がないのではないかと考えられます。
上昇負荷はアビスの呪いであり、体内にまで及ぶものではないと解釈しているからです。
とはいえ安直すぎる気もしますので、アビスの祝福によって上昇負荷を克服した2つ目の可能性も視野に入れてみました。
黎明卿ボンボルドの実験により、アビスの祝福は互いを思いやる愛で得られると判明しています。
深海六層から生きて帰還したナナチは、強い欲で守られ人間性を残したまま、きちんと命を持っており、呪いを肩代わりしたミーティは不死の再生能力を得ていました。
成れ果て村となったイルミューイは、言葉を喪失したものの意志は残しており、命の対価として成れ果てを住まわす特別な守りを得ています。
イルミューイとヴエコは擬似親子関係でしたが、互いを思いやる愛がありました。
遺物「欲望の揺籃」によって互いの愛を示したイルミューイとヴエコの関係があったからこそ、成れ果て村「イルぶる」の中では、上昇負荷を受けないのかもしれません。
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メイドインアビスの成れ果て村イルぶるとは?正体や価値と精算も解説まとめ
本記事は、漫画「メイドインアビス」の成れ果て村「イルぶる」とは何なのか謎に迫り、正体や価値と精算について徹底解説しました。
深界六層に存在する「イルぶる」とは、独自の文化と言語を持った成れ果てが住む村です。
成れ果て村の住民は「価値」のやりとりで生活しており、奪ったり傷つけた者は「精算」されます。
意志を持っているような成れ果て村「イルぶる」の正体は、かつて人間の少女だったイルミューイでした。
村の設立に関わったものは三賢と呼ばれており、住民含めて決死隊「ガンジャ」の成れ果てだと判明しています。
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