漫画「カッコウの許嫁」で、天野父親が意味深に呟いた”カッコウの卵”。
エリカと凪の取り違えについて、明らかに何かを知っていそうな天野パパですが、どのような意図で発言したのでしょうか?
天野パパは他にも怪しい行動をとっており、真意が気になります。
さらに天野家には存在を抹消された長男がおり、取り違えの謎はますます深まるばかりです。
そこで本記事では、漫画「カッコウの許嫁」で登場したカッコウの卵の意味がことわざなのか調査し、天野父親が取り違えの黒幕なのか考察していきます!
カッコウの許嫁でカッコウの卵はことわざか解説
漫画「カッコウの許嫁」3巻22話で、天野父親はお抱え運転手に対し、カッコウの卵を知っているかと尋ねました。
結論からお伝えすると、カッコウの卵に関することわざはありません。
カッコウが関係することわざとして、”閑古鳥が鳴く”というものはあります。
ホテル王としてバリバリ売り上げている天野父と、店が廃れている意味のことわざは関係なさそうです。
ことわざ以外でカッコウが、漫画「カッコウの許嫁」でどのような意味をもつのか、解説していきます。
カッコウの托卵とは?
漫画「カッコウの許嫁」と関連性が強いのは、カッコウの托卵という習性でしょう。
理由は不明ですが、体温変動が大きいカッコウより、安定した別の鳥のほうが卵を孵しやすい説が有力です。
托卵された鳥は仮親と呼ばれ、自分の雛ではないと気づかず、カッコウを育てます。
卵から孵ったカッコウの雛は、自分だけが仮親から餌をもらうために、他の卵を巣から落として皆殺しにする習性があります。
托卵する親も、された雛も、なかなか残酷です。
タイトルの由来?
カッコウの習性は、エリカと凪の取り違えを比喩するのに非常に適しているため、タイトルの由来と考えられます。
そうなると物語の要所でも、カッコウの習性を利用した比喩があるのではないかと勘ぐってしまいます。
例えばカッコウの雛が、自身の生存のために本来の卵を巣から落とす習性を、「カッコウの許嫁」に当てはめてみましょう。
凪かエリカは、別の子供を蹴落として生存している比喩とも考えられます。
天野家には存在を抹消されている人物がいるため、可能性はゼロではありません。
カッコウの卵は誰のもの
漫画「カッコウの許嫁」のほかにも、カッコウの卵をモチーフにした作品があります。
なかでも有名なのは、東野圭吾作品である「カッコウの卵は誰のもの」です。
オリンピック選手だった父親と、同じく才能ある娘の間の秘密が描かれています。
カッコウの卵をモチーフにした作品では、実子と思い育てていたのに、他人の子だったときの親の苦悩が印象的です。
カッコウの許嫁で天野父親の意味深なセリフを解説
カッコウの卵発言の他にも、天野父は意味深な発言をしています。
天野父の怪しいセリフを、シーンと共に解説していきます。
ただひとりの息子よ
私のただひとりの息子よ…!
引用先:カッコウの許嫁6巻43話 吉河美希©️/講談社
天野家には自分と瓜二つの長男がいる事実を知った凪が、父親のもとを訪ねた際に言われたセリフです。
事実と相反する声がけに、凪も険しい表情を浮かべています。
長男の存在を頑なに認めない天野父の真意は、いまだに掴めません。
もう気づいているんだよね?
もう気づいているんだよね?
引用先:カッコウの許嫁6巻44話 吉河美希©️/講談社
妹の幸ちゃんと結婚すれば すべて丸く収まるということに
長男の存在をはぐらかす天野父が、幸と凪の仲睦まじさに言及したあとのセリフです。
凪は図星を突かれたような表情で目を見開いています。
すべて丸く収まるとは、天野父にとっても利益があるということかもしれません。
考えものだね
そうとなると 考えものだね
引用先:カッコウの許嫁8巻65話 吉河美希©️/講談社
凪に好きな女の子がいる事実を知ったときのセリフです。
何らかの意図によって凪を結婚させたい天野父にとって、凪の片思いは歓迎できない事態のようです。
常に浮かべている笑顔を消して、3人のヒロインが映る写真を見つめている天野父には、どこか鋭さが感じられます。
カッコウ発言のほかにも、気になる言動が多い天野父。
その意図は凪・エリカの取り違えに関わるものと思わせてなりません。
謎に包まれた取り違えの真相について、次の項目で考察していきます。
カッコウの許嫁で取り違えの真相を考察!
結論からお伝えすると、本記事では漫画「カッコウの許嫁」での取り違えは、天野父親が計画したものと考察しました!
取り違えの真相について、以下3つを考察します。
- 後継者問題のため?
- 海野家両親と取引?
- 海野母は天野父親と面識があった?
天野父親が黒幕?後継者問題のために取り違えを計画か
天野父親が取り違えの黒幕と考える理由は、後継者問題です。
ホテル王として名を馳せるほどの敏腕経営者である、天野宗一郎。
本来天野家の第二子は凪でしたが、2人の男児がいるのは後継者を選ぶにあたって争いをうみかねません。
ゆえに天野父は取り違えを計画し、凪を天野家から出したのではないでしょうか。
現に第二子であるエリカは学力不振であり、天野パパから後継者としての教育を受けていないと考えられます。
争いを生まないために、エリカの教育にはあえて力を入れなかったと考えると、繋がる気がします。
しかし本来後継者となるはずだった長男の存在は、天野家において抹消されました。
そのため天野父は凪を家に戻し、後継者として迎えようとしていると考察しました!
天野エリカの兄については、下記の記事でも考察していますので、あわせて楽しんで頂ければ幸いです。

そうなるとエリカ・凪の取り違えに関して、天野父は確信犯だったということになります。
この場合、海野家の両親はどこまで知っていたのでしょうか?
海野家両親は天野父親と取引?
海野家の両親は、天野父親と取引をしたのではないかと考察します。
エリカ・凪が取り違えられたのは産婦人科でしたが、ホテル王と定食屋の妻同士が、同じ病院を利用する可能性は低いのではないでしょうか?
成長したエリカは警備上の理由で学校行事を欠席するほどですから、天野家はセキュリティがしっかりしたVIP向けの病院を使っていそうです。
この偶然が、そもそも仕組まれたものであると考えてもおかしくないでしょう。
天野父は海野両親と何らかの取引をしたうえで、双方合意のもと取り違えをしたのではないかと考えました。
漫画「カッコウの許嫁」7巻56話のアルバムによれば、海野亭は第一子誕生時から開店していました。
エリカ・凪誕生時は定食屋開店と重なり、貧乏な海野家は相当困窮していたものと思われます。
天野父が当時の海野家の借金を返すなど、一時的な金銭的援助を申し出ていたとすれば、辻褄が合います。
ただこの場合、天野父と海野家が知り合うきっかけが必要です。
海野家母は天野父親と面識があった?
天野父と海野家の接点として考えたのは、凪の母・奈美恵です。
本記事では海野母と天野父がかつて許嫁であった可能性を考えました!
定食屋を営む海野家では、幼い兄妹が2人で寂しく夕食をとっていたと明かされています。
実家が子供を見てもよさそうなものですが、海野家の祖父母は描かれていません。
また海野夫婦は、親の反対を押し切って結婚したと明かされています。
このことから、海野夫婦は実家と断絶している可能性があります。
ここで注目したいのが、海野母は高校時代に高嶺の花といわれる存在だったことです。
もちろんその美貌も理由だと思いますが、気さくな性格の奈美恵が”高嶺の花”とまでいわれるには、他にも事情があったのではないでしょうか。
奈美恵の実家がお金もちで、許嫁がいたとすれば、当時ほかの男子が近寄りがたく思っていたのも納得できます。
そして奈美恵の許嫁が天野父であったなら、海野家との接点が生まれます。
つまり海野母は元々天野父と知り合いで、婚姻関係を解消するのと引き換えに、子の取り違えに応じたのではないかと考えました。
最初から取り違えを知っていたとすれば、妙にノリの軽い海野夫婦についても納得できる気がします。
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カッコウの許嫁でカッコウの卵の意味まとめ
本記事では「カッコウの許嫁」で出たカッコウの卵の意味がことわざなのか調査し、天野父親が取り違えの黒幕なのか考察してきました。
カッコウの卵に関することわざはありませんが、習性が漫画「カッコウの許嫁」に大きく関わっていると考えます。
カッコウには托卵と呼ばれる習性があり、自身の卵を別の鳥の巣に託し、子育てをさせます。
エリカ・凪が別の親に育てられている点が共通しているため、タイトルの由来ではないかと考えました。
また天野父親が作中でとった意味深な言動を紹介し、解説してきました。
取り違えの謎を知っていそうな天野父親が、すべて計画していた可能性を考察!
計画的な取り違えの背景として、以下の3つを考察しました。
- 後継者問題のため?
- 海野家両親と取引?
- 海野母は天野父親と面識があった?
真相を知っていそうな天野父ですが、煙に巻くような発言が多く、いまだ真意がわかりません。
存在を抹消されているエリカの兄が、物語のキーマンとなることは間違いないでしょう。
天野家長男については下記の記事でも考察していますので、あわせて楽しんで頂ければ幸いです。


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